館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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2004年 12月 20日 ( 7 )

働く女性の平等への挑戦・裁判基金を知っていますか?

この基金は、住友電工男女賃金差別裁判の和解金とカンパによって
つくられました。泣き寝入りせずに、性差別撤廃のために提訴した二
人の原告は、歴史的解決を導きました。「その解決金の一部を、女性差
別を提訴しようとする女性に援助しよう」と、基金を設立したのです。
その第一号に、「館長雇止め・バックラッシュ裁判」を闘う三井さんが
選ばれました。弁護士の着手金、印紙代、文書コピー代など・・・に活用
されます。勝訴したら全額返済というルールです。

裁判基金についてはここをクリック。
by fightback2004 | 2004-12-20 22:06 | 裁判情報
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by fightback2008 | 2004-12-20 22:06 | 裁判情報
 雇止め(やといどめ)とは、正職員の解雇にあたることばです。1年とか半年というように期間が決められて働く非常勤職員が、何回も契約更新を続けていたのに、突然、「契約を更新しません」と、退職させられることです。

 さて、3回以上契約更新をすると期間の定めない雇用契約とみなされることがあります。その場合、契約更新しない場合は解雇と同じで、合理的な理由がない限り解雇権の乱用となり、これは違法なのです。

 「館長雇止め」とは、館長という管理職のトップが非常勤職員であり、その館長が雇止めされたということです。つまり三井さんはすてっぷ館長でしたが、非常勤として雇われていたのです。 

 1500万人いるとされる日本の非常勤職員は、正職員と同じ仕事をしていても、三井さんのように雇止めにあうなど不安定な雇用を強いられています。しかも、非常勤職員の多くは女性です。すてっぷでは非常勤職員は全員女性です。

 次に、バックラッシュ。
 これは英語のbacklashのカタカナ表記で、反動とか逆流とかいう意味です。
 米国における女性解放への組織的攻撃に関するベストセラー『バックラッシュ』(スーザン・ファルーディ 1991)により男女平等への反動的な攻撃を指すようになりました。男女平等の潮流を逆流させるような現象は世界中で起こっています。

 大阪府豊中市でも、市議会議員やその関係者・団体が、すてっぷや三井さんに執拗にバックラッシュ攻撃をしてきました。議会で、すてっぷ窓口で、地域で・・・・。

 こうした勢力は、ジェンダー(社会的性)とセックス(生物学的性)をあえて混同し、同じ「性差」とみなします。そして、男女平等を推進する人たちを「学校でトイレや更衣室を男女で一緒にし、社会制度を破壊する連中」などと触れ回るのです。

 豊中市は、男女平等を推進する責務を持っています。それなのに、バックラッシュ攻撃を阻止するための対策を講じることなど眼中になく、三井さんを排除することで、ことを収めようとしたのです。

 この裁判は、非常勤職員差別とバックラッシュに反撃する重要な裁判です。
 バックラッシュ勢力が法廷で裁かれるのは日本初のことです。
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by fightback2008 | 2004-12-20 20:29 | よくある質問
2004年12月17日 大阪地裁司法記者会見用訴状要旨


雇止め、採用拒否に対する損害賠償請求事件

1 原告 三井マリ子
  被告 豊中市/財団法人とよなか男女共同参画推進財団

2 請求金額 1200万円(1000万円は慰謝料、200万円は弁護士費用)

3 豊中市 男女共同参画推進センター条例制定(平成12年3月31日公布)
      「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」平成12年9月1日設立
  原告  被告財団に平成12年9月1日、すてっぷ館長として採用。館長として勤務
       平成16年2月25日 常勤館長としての採用拒否
       同年3月31日    雇用期間の到来を理由とする雇止め

この雇止め常勤館長採用拒否に対する損害賠償請求事件

4 原告は全国公募で採用され、雇用期間を当初は平成13年3月31日まで、その後は 
1年ごとに契約を3回更新されてきた

5 本件雇止め採用拒否の狙い
(1)バックラッシュへの屈服
     バックラッシュ 伝統的な性別役割分担を固執し、男女平等の推進を阻もうとする
     勢力の動き

豊中市でのバックラッシュ攻撃例 
・「ジェンダーフリーの危険性を学ぶ」をテーマにするすてっぷの貸室申込み/・男女共同参画推進条例審議時の条例案について、「男らしさ、女らしさ」の強調、男女平等に隠された家族、道徳解体の革命戦略などとする批判/議会でのすてっぷの貸室申込み、すてっぷの蔵書・選定者への批判/・ すてっぷ主催の講座への議会での批判/・ 原告の講演会「男女共同参画イロハのイ」での妨害/ ・ 「館長を出せ」などの嫌がらせ/原告を誹謗する根も葉もない噂を流す

      豊中市は当初はこのような動きに対峙する姿勢であったが、平成15年秋頃
      から原告を排除する姿勢に転換
(2)非正規職員の雇止め
     平成15年5月以降豊中市は財団の事務局長を通じて就業規則を改定し更新回
      数の上限を4年とすることを画策し、強行しようとした

6 豊中市による財団の組織体制の変更
平成15年11月     非常勤館長廃止、館長・事務局長の一本化案 
                第1義的には三井さんです
平成15年12月     館長職廃止案の提示
平成16年 1月     理事会の臨時総会開催通知:原告の実績を評価し、館 
               長職常勤化提案
       2月22日  形だけの面接での常勤館長採用試験
         25日   原告には不合格通知(平成15年12月には新館長は
               豊中市が桂氏に内定していた)

7 本件訴訟を起こしたのは
  ●全国で相次いでいるバックラッシュに屈せず男女平等を推進したい
  ●原告の雇止めも含め非正規職員の雇止めをさせない(全国で非正規雇用
   が広まっており、不安定な地位、低い労働条件は実質的男女差別になっている)
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by fightback2008 | 2004-12-20 20:27 | 裁判情報2004
ファイトバックの会とは、館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会の略称です。
館長雇止め・バックラッシュ裁判については、以下をごらんください。

【呼びかけ文】             

館長雇止め・バックラッシュ裁判

大阪府豊中市は男女平等に反対する勢力に屈して、女性センター※館長である三井マリ子さんを雇止めしました。事実上の解雇でした。三井さんは、その不当性を世に訴えるために裁判を起こしました。関西の女性弁護士の皆さんを中心に強力な弁護団も結成されました。私たちは三井さんを応援する会を立ち上げました。ぜひご参加ください。

●全国公募による初代館長
 『すてっぷ』は、女性センター設置を願う豊中市民の声を受けて市民との共同作業で作り上げた男女平等推進のための施設です。初代館長(非常勤)は、全国公募により選ばれた三井マリ子さんでした。2000年秋に就任して以来、男女平等を根づかせるために独創的な企画を次々に打ち出し、多くの女性たちからはもちろんのこと、豊中市からも高く評価されてきました。

●バックラッシュ攻撃と豊中市の変化
ところが02年秋頃から、『すてっぷ』や三井館長への執拗な攻撃が目立つようになりました。市議会議員の度重なる嫌がらせ質問、すてっぷ窓口への妨害行為、市役所周辺での悪質なビラ撒き、講演会における難癖、根も葉もない噂の流布……こうした攻撃をする勢力は、男女平等を敵視し、旧来の固定的性別役割にこだわります。そこで主に男女共同参画を進める行政をターゲットに、全国的組織を使って攻撃をしかけてきます。このような現象は、世界的にバックラッシュ(反動・逆流)と呼ばれます。市当局は、当初はバックラッシュに対峙する姿勢を見せましたが、03年の秋頃になると、三井館長の排斥を画策するようになりました。

●就業規則を改悪し雇止めしたかった
もう一つ問題がありました。『すてっぷ』就業規則によれば、館長を含む嘱託職員は、よほどの失態がない限り何回でも更新が可能です。館長は定年がなく、他は定年を60歳としています。ところが、市は、03年夏、館長を除く嘱託職員の就業規則を「更新回数の上限を4回とする」に改悪する案を出してきました。嘱託職員は全員女性であり、これは女性差別です。市は、この雇止め案を強行すれば反対することが明らかな三井さんを排除したかったのです。三井さんは管理職であるものの非常勤職員として雇われており、自分自身の問題でもありました。

●不公正な採用試験
04年2月1日、市は臨時に『すてっぷ』財団理事会を開き、「組織強化」の美名のもとに「非常勤館長を廃止し、館長は事務局長兼務の常勤職」としました。この常勤館長職は公募とせず、採用選考委員会で選考することも決めました。三井さんは、あえて採用試験を受けたいと申入れました。2月22日、三井さんは採用試験に臨みましたが、不合格でした。
実は、市は03年秋頃から極秘に後任館長の人選を進め、採用試験2ヶ月前の03年12月には次期館長を決めていました。採用試験は茶番劇でした。

●これは女性差別と闘う裁判
豊中市は非常勤館長廃止と常勤館長採用拒否をセットにする姑息な手口で、三井さんを“解雇”したのです。
女性の地位向上政策を遂行するべき豊中市が、バックラッシュ勢力に屈し、かつ非正規職員の雇止めを強行するために、非常勤職の女性の首を切ったのです。これは女性差別、非常勤職差別と闘う裁判です。バックラッシュに反撃するための裁判でもあります。ぜひご支援ください。                   

※正式名は「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」
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by fightback2008 | 2004-12-20 20:25 | ファイトバックの会とは?

主任弁護団は7人

三井さんが訴えた裁判には弁護士7人が代理人となっています。
これまで、三井さんを励ましながら、どう法律的に争えるか、を考えてきてくださいました。
寺沢勝子、大野町子、川西渥子、石田法子、宮地光子、島尾恵理、乗井弥生弁護士です(敬称略)。「関西の女性の地位の向上は、この弁護士さんがいなかったら進まなかっただろう」と言われるかたがたばかりです。

写真は、左から寺沢弁護士、大野弁護士、川西弁護士。04年12月17日提訴後。

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by fightback2008 | 2004-12-20 20:25 | ファイトバックの会とは?
代表になってくださったのは、大阪府茨木市の上田美江さん。
退職金をなげうって、民間シェルターを創設し、運営を続けている方です。
女性の暴力被害者のケアにたずさわっている経験から、DV防止の講演などにも奔走しておられます。やさしく頼もしい素敵な女性です。

原告が東京の住人で、仲間が多いことから東京から副代表に名乗りをあげてくれたのは、名取みさ子さん。東京都日野市議で、憲法改悪阻止の運動や、女性議員を増やす活動を続けておられます。

名取さんホームページ

ファイトバックの会
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by fightback2008 | 2004-12-20 20:21 | ファイトバックの会とは?
毎日は12月18日朝刊、朝日は18日夕刊に載ってるそうです。
以下は、時事と共同のWeb記事です。

館長常勤化は「辞めさせる口実」=三井マリ子さん、豊中市を提訴-大阪 (時事
2004/12/17)

館長職解雇は不当と提訴 三井マリ子さんが豊中市を (共同 2004/12/17)
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by fightback2008 | 2004-12-20 02:04 | マスコミ・ミニコミ報道