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館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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豊中市人権文化部長の証人調べ、終了

 22日(月)午後1時半から、4時半まで、本郷部長への尋問がありました。前半の90分は、豊中市の弁護士が質問。後半の90分は三井さんの弁護士が質問しました。

 最初に、証人は起立して「うそはつきません。真実を述べます」と宣誓して始めました。その割りにはうそが目立ちました。後、偽証罪に問われるのではないか、という感想が出ました。

 三井さん側の弁護士は3人が担当し、次々に尋問に立ちました。
 まず、寺沢弁護士が、組織体制の変更について質しました。中長期的展望にたった組織変更といいながら、翌年には指定管理者制度、財団廃止統合、財団あり方検討、国際交流センターのすてっぷ移転など、大変革をしている事実をあげ、そういうときに中長期的な観点からすてっぷ組織を強化などありえない。そこにあったのは原告の排除だけだ、とせまりました。

 また、三井さんは安い非常勤職、新館長は三井さんの約3倍の常勤職なので、予算要求時にそれが明らかにされているはずなのですが、財政課に出した予算書は、非常勤館長のもの(つまり前年度のもの)だったのです。その指摘に対し、「方向性」や「考え方」を市長が了解していたので・・・理事会で決定されていなかったので前年度のものでやった・・・などと答えていました。政策的なもの、新たな政策のものは「懸案事項」として市長・助役判断となるらしいのですが、それも後で数字が出されるはずなのに、「懸案事項」にも数字がない。つまり市の財務規則違反の可能性が出てきました。

 次は大野弁護士。三井さんが「専業主婦はうんぬん」と言ったという根も葉もない噂を聞いたときの対処、北川議員から文句をつけられ、市の幹部ががん首そろえて対策を練ったファックス事件など、いかにバックラッシュ勢力に弱腰だったかが明らかにされました。
 
  3番目は島尾弁護士。むなしい儀式にすぎなかった採用選考委員会について尋問しました。選考日まで、桂さんには4回も会って「心配ない」となだめたり、「一応、手順を踏むだけだから」と言ってきたこと、「あなた一人しかいない」と言ってきたこと、そのように説得を続けてきた本人が、採用選考委員だったことなど、公正にはほど遠い試験内容だったことが法廷でうかびあがりました。

 
 北海道、東京、富山、四国、山口、広島、関西一円から、大勢のかたがたが参加してくださいました。

 今日、あらたに豊中市議会の一村議員から「陳述書」が裁判所に提出されました。本郷部長が桂さんに言った内容に虚偽が多いため証拠として提出した、という説明が島尾弁護士からありました。

ファイトバックの会Webチーム (写真 大阪地裁)
by fightback2008 | 2006-05-23 00:45 | 裁判情報