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by fightback2008
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「女性ニューズ」休刊事件 その2

「『女性ニューズ』のようなメディアを支えられなかった日本の女性運動、女性学って何だったのでしょう」というのは重い問いかけだと思います。

私がいちばん気になるのは、運動の場に若い人が少ないということです。このような状況がこれからも続くとすると、今後ますます問題は深刻になりかねません。

ただし、これはけっして女性運動に限ったことではなく、他の多くの社会運動にも見られることです。

むしろ女性運動や非常勤の運動は、他の運動に比べればまだしも若い人が参加しておられると思います。ただ、女性学の発展に比べて、運動が発展していない点は気になります。

といっても、若い女性学研究者が思想的におかしくなっているわけではないと思います。なぜなら、若い人の論文を読むと、学問的にとても優秀であるだけでなく、問題意識も私などより鋭いように感じるからです。

それなのになぜ運動への参加が少ないかは私にはよくわかりませんが、近年社会運動が低調であるために、学生時代などに運動に接した経験が少ないことや、そうした運動を通じた様々なネットワークが形成されていないことなどが影響しているのではないでしょうか?

私の経験では、社会運動への参加というのは、ちょっとしたきっかけに左右される部分も大きいと思います。たとえば、人に誘われるとか、ちょっとした義理とかいったことです。

ですから、私はもう少し若い人への働きかけを強めてみようと思います。

遠山 日出也
by fightback2008 | 2006-06-27 20:55 | マスコミ・ミニコミ報道