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by fightback2008
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真相:とよなか人権文化まちづくり協会機関誌をめぐって

 ファイトバックの会ブログを読んでいる方から、質問がありました。「とよなか人権文化まちづくり協会の機関誌に、被告となっている豊中市を批判している文章が載ったのはなぜですか」というものです。表現・出版の自由との関係で関心が高かったのか、似たような質問がいくつか寄せられています。
 とよなか人権文化まちづくり協会(以下協会)は、豊中市の人権文化部とかかわりの深い財団ですし、評議員には豊中市人権文化部長(三井さんの「訴状」に頻繁に登場します)も就任しています。機関誌は、発行部数300部とはいえ、公民館など市内の公共施設に置かれています。親にたてつく子は勘当するぞ、とならなかったのはなぜでしょうか。
  これらの疑問に関して、今度は豊中市民からこんな声が寄せられました。(1)「豊中市人権文化部は、今、三井裁判で忙しくてそれどころではなかったから」 (2)「財団の発行物を編集段階で豊中市がチェックするようになってないから。気づいたのは発行された後だった」 (3)「人権問題では先駆的な施策をとってきた豊中市行政の残り火がまだあるから」
  実際のところはどうなのでしょう。書き手の石原敏さんに真相をうかがってみました。

【まず、この文章は豊中市の『批判』ではありません。情報提供であり、ひとつの『見方』にすぎません。裁判の場以外での議論の呼びかけです。掲載に至った経過はこうです。私も協会の評議員のひとりで、「楽遊ガイド」などを書いています。8月の中頃、協会の非正規職員で機関誌を担当しているSさんから、今回は「すてっぷ」の件書いてや、と言われました。Sさんと私は部落解放運動、豊中狭山事件研究会(ストーンリバー)、日の丸・君が代・元号反対など、運動の「相棒」です。特に卒業証書の元号記載については、豊中市を被告として裁判で争いました。因みに今回の豊中市の二人の弁護士はその時と同じ代理人です。私は、ジェンダーフリー攻撃についても昨年の評議員会で発言しています。二人ともそれなりに豊中の地で、口だけではなくからだも動かしてきています。
(1)について。Sさんは8月23日に、私は翌24日に大阪地裁809法廷を出たところで本郷さん(豊中市人権文化部長)に、それぞれあの文章を掲載すること、書くことの「仁義」を通しています。「書き手が偏っているのでは・・・」「こちら(市・財団)のものも読んでくれてる・・・」との反応がありました。
(2)について。前段はその通りです。後段は(1)の通りです。「すてっぷ」「国際交流センター」「協会」の統合問題が出た時も、市の姿勢とは反対の論陣を張っています。何十年培われてきた作風があり、市当局からのチェックはありません。
(3)について。そうであってほしいとと私も切に願っていますが、現実はなかなか厳しいものがあります。】(談)


ファイトバックの会Webチーム

深層「すてっぷ館長交代劇の不思議発見」(石原敏)の全文はこちらから
http://fightback.fem.jp/toyonaka_jinken_bunka.html
by fightback2008 | 2005-09-18 12:36 | マスコミ・ミニコミ報道