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館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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年頭にあたって

弁護団の皆さま年頭にあたって_b0159322_15144463.jpg
ファイトバックの会の皆さま

これまでの絶大なるご支援に心から御礼申し上げます。おかげさまで第2審に向けて船出をすることができました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大阪地方裁判所の結果は、「10発殴られたのならなんとかするが、たかが5、6発じゃないか、我慢しろ」というような判決でした。嘘の限りを尽くして私の首を切った豊中市が「無罪」となるようでは、非常勤職は使い捨てのされ放題となってしまいます。

高等裁判所に控訴した後、年末ぎりぎりまで、あらたな証拠書類をまとめる作業をつづけてきました。重要な証拠となる陳述書が、全国から寄せられました。できることなら封印してしまいたい苦悩の日々を思い出し、文章にしたためてくださった50人の方々に、なんとお礼を申し上げていいかわかりません。尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

2年前、私は,「女性労働の搾取を告発する日」という集会を開催したいという提案をしました。まだ実行できていませんが、お一人お一人の陳述書にこめられた貴重な証言を読ませていただきながら、これは氷山の一角だ、「女性労働の搾取を告発する日」は、ぜひとも実現させなければとの思いを強くしました。

個人的には、敬愛する師、友人、連れ合いの母の逝去に接し、辛い年でもありました(弁護団のおひとり・故中島通子さん は偉大な師そして闘う友でした)。みなさまのご健康をお祈りし、バージニア・ウルフの言葉をお贈りします。

「あなたが亡くなったことによって、私たちは、生きることの大切さをさらに思い知ることになる。 バージニア・ウルフ(訳・三井)
Someone has to die in order that the rest of us should value
life more. ―Virginia Woolf 」


2008年1月7日

三井 マリ子
(館長雇止め・バックラッシュ裁判原告、豊中市男女共同参画推進センター初代館長)


【写真:不当判決に抗議する「天高く怒り燃ゆるデモ」でスピーチする
三井さん。2007年11月。大阪地裁前。おかはしときこ撮影】
by fightback2008 | 2008-01-07 22:07 | 原告から