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館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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松山市長から図書撤去へのおかしな回答

松山市の男女共同参画推進センターの図書室から、ジェンダー、ジェンダーフリーなどを含む図書が撤去された件について、ブログに載っています。

これに市民が、条例に反するので元にもどしてほしいと市の「苦情・相談」に申出をしたそうです。それに対して市長から回答があったことが、伊田広行さんブログに載っています。

以下がその珍回答です。苦情処理等結果通知書とされています。
【申出の趣旨について、松山市男女共同参画推進センターに問い合わせたところ、松山市男女共同参画推進条例及び松山市男女共同参画推進プラン(現在は松山市男女共同参画基本計画)の中に「ジェンダー・フリー」という用語が使用されていないことから、平成15年12月の棚卸しの際、タイトルに「ジェンダー・フリー」を含む書籍の閲覧を中止したとの報告を受けました。
松山市男女共同参画推進財団では、条例及び施設の設置目的に沿って事業計画を立案し、各種事業を実施しており、資料の整備及び活用方法については財団の裁量に委ねられております。 なお、この件については、財団に申し伝えております。】

伊田さんが指摘しているように、ジェンダーフリーという用語が使われていないから、その言葉を含む図書を中止した、という説明はおかしいです。

また松山市が関与し、決定し、センターにそうさせたことは明々白々なのに、まるでひとごとのように取り繕っています。おかしいと指摘されることを予想してか、松山市行政幹部が実行したのに第三者(財団)になすりつけてしまったことを、るる弁解しています。図書の選択は財団でやっていることで、市は関係ない、と言うのです。

財団は民間の独立した法人ですから、本来であれば主体的に仕事ができるはずです。しかし、実態は違います。豊中市のすてっぷ(財団)の裁判過程で、はっきり示されたように、館長の首切りから、次期館長候補者リスト作成・打診・決定に到るまで、すべて、市が主導してやってきています。そして、こうした行政の行動の背後に、男女平等推進を嫌う議会勢力ーーバックラッシュ勢力ーーがいるのです。

松山市の男女共同参画推進センター図書撤去問題で、あらため「バックラッシュ攻撃の執拗さ、その広がりに驚いた人が多いことでしょう。

ファイトバックの会Webチーム
by fightback2008 | 2008-03-31 20:37 | バックラッシュ関係