館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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第1回口頭弁論:訴状要旨 「バックラッシュか男女平等か」

  訴状の要旨                 弁護士   寺沢  勝子

1 原告は平成16年3月31日期間の満了を理由に被告財団から雇止めされた。

2 原告は平成12年9月1日、非常勤のすてっぷ館長として雇用され更新を続けながら事業を運営しており、期間の定めがない契約と実質的に異ならない状態となっていた。

3 雇止めには解雇制限法理が適用になり合理的理由が必要である。

4 豊中市、財団は原告が館長として行ってきたすてっぷの業績を評価し、「一層の施策展開が求められている。」として、財団は平成16年2月1日、館長職を常勤化することを決定。面接のみの館長採用選考を行い、原告に対し同年2月25日、常勤館長としての不採用通知をした。

5 本件雇止め、採用拒否はバックラッシュ勢力に屈伏し、また非正規職員の更新回数の上限を4年とする就業規則の改定を行い雇止めするため原告を排除したものである。

6 豊中市は、当初は男女平等を後退させようとするバックラッシュ勢力に対峙する姿勢をとっていた。しかし、平成15年秋頃から原告を排除する姿勢に転換。原告に対して常勤館長は「第1義的には三井さんです」といいながら、密かに後任館長のなり手を探し、同年12月にはすでに後任館長を決定していた。

7 豊中市、財団の原告に対する本件雇止め、採用拒否は何ら合理的理由がなく、憲法13条、同14条、女性差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法、豊中市男女共同参画推進条例の基本理念、目的、被告財団の設置目的に違反して無効であり、不法行為を構成する。

8 本件訴訟は
  バックラッシュに屈せず男女平等を推進するか
  その多くが女性であり男女差別にもなっている非正規職員に対する合理的理由のない雇止めを許すかを問う訴訟である。


(寺沢勝子弁護士は、常任弁護士7人のひとりです。女性や在日外国人など社会的弱者の弁護を積極的に引き受けてきた方です。最近まで、日弁連「両性の平等に関する委員会」委員長でした。日弁連http://www.nichibenren.or.jp/index.html)
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by fightback2008 | 2005-02-02 08:41 | 裁判情報