館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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三井本人尋問:その3

市長、桂館長の証人申請結果は、発表されませんでした。

実は、30日、裁判長から、三井さんの尋問終了後に「一色市長と
桂館長を証人にするか否かについて」言い渡される予定でした。

しかし、12月25日に延期されました。
みなさん、引き続き、裁判長への「市長・桂館長を証人に」と、
お願いハガキを出しましょう。引き続きのお願いです。

ファイトバックの会
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by fightback2008 | 2006-10-31 10:28 | 裁判情報

三井本人尋問:その2

大阪豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」の全国
公募の非常勤館長だった三井マリ子さんが、復古勢力(筆者的
には保守でさえない)の攻撃に遭い、最初は守ってくれた市側
も態度を変化させ、2003年度末で解雇されたとして、とよ
なか男女共同参画推進財団と市を訴えている「館長雇止めバ
ックラッシュ裁判」の原告本人尋問が、大阪地裁大法廷で30
日、ありました。

原告・被告のこれまでの主張および裁判の経過は以下をご参照
ください。

http://janjan.voicejapan.org/area/0605/0605234886/1.php
http://janjan.voicejapan.org/government/0607/0607087526/1.php
http://janjan.voicejapan.org/area/0610/0610032132/1.php
http://janjan.voicejapan.org/area/0610/0610102556/1.php

まず、原告側代理人から尋問がありました。三井さんが、社会
人になって以来、国際文化会館時代、高校教諭時代などを通じ
、男女差別の現実を痛感し、EUの男女平等政策などを研究して
きたこと。そういうなかから、インターネットとFAXで見つけた「す
てっぷ」初代館長の全国公募を、男女共同参画基本法で自治体
の責務が盛り込まれていることもあり、やりがいのある仕事とし
て感じたということ。

また、被告が、三井さんは看板で、財団の知名度を上げるのに
必要だったが、それがすんだので体制を変更したなどとしてい
ることについては、裁判になってから初めて聞いたことで、採
用のときには言われず、面接の雰囲気などから、当然契約も更
新されるものと思っていたということです。長期的に成果が上
がってこその館長だったからという主張には頷かされました。
そして、2002年4月にはすてっぷのそばにアパートを借りて
そこに住んでおり、石にしがみついても4-5年はがんばろう
と思っていたということです。   

そして、三井さんが常勤は無理だ、とアプリオリに決め付けた
市の対応についても、「非常勤は経済的に厳しい、常勤だった
らいいに決まっている」と、いうこと。

そして、三井さんが館長時代、「看板」などとは程遠く、内容を
工夫して自ら陣頭に立って中学生から社会人、お年寄りにい
たるまでの男女共同参画教育に取り組んだこと、市民との交
流を重視したこと、などから、三井さんが並々ならぬやりがい
を感じていたことは十分伝わってきました。そして、また、他の
すてっぷの有期雇用社員については、「雇い止め」はなかった
ということです。

その後は、復古勢力による攻撃について、三井さんが苦闘され
たことが証言され、あまりのひどさに、(中高は男子校、男性の
圧倒的多数の大学出身のせいか、自分でも意識は保守的だと
痛感している)私でさえも、胸が痛みました。ひどいのは、2003
年8月ころ、「三井さんが、『専業主婦は能力がないから専業主
婦だ』と言った」という噂が、市会副議長を震源地に起きており、
これは「すてっぷ」の存立にかかわることなのに、市は組織的
対応をしなかったということです。三井さん一人を見殺しにした
ともいえる市の対応に私は腸が煮えくり返りました。おかげで、
原告は「議会で問題とされた」と雑誌で紹介されましたが、その
情報源・北川悟司議員は、議会で男女共同参画条例にことご
とく反対の意見を述べながら、最後賛成したと言う不可解な行
動をとった人です。

また、組織体制の見直し問題については、2003年6月9日の
会議で、資料は配られたが、別にそのときは、非常勤館長廃止
などどこにもなく、館長の常勤化案だったので、自分の身分が
あやゆくなる恐れなど感じていなかったと証言しました。

その後も、同年11月8日に部長に非常勤館長から常勤館長へ
の組織体制変更について告げられた後も、山本事務局長から
は「第一義的には三井さんです」と言われたわけです(これは
山本さんも認めている)。部長からは、体制の変更は、「トップの
意向」と言われたと言うことです。このときは、情勢の悪化から
不安を持ったが、山本さんの発言でほっとしたということです。

前後しますが、夏ごろに、唐突に、常勤館長はどうかと、家族
のことを話す雑談のときに山本さんから言われたが、「無理ね」
といったのは、深く考えないで軽い気持ちだったと言うことです。

また、11月ころも、FAX事件(2002年に復古勢力の攻撃につ
いて、山本さんが理事らにFAX送信したのが漏れて、逆切れし
た北川議員が2003年11月12日に部長に怒鳴りこみ、その
後、三井さんを糾弾した事件)や、事業を抱えていて、大変だ
ったと言うこと。

その後、年末に、今度は、館長をなくして事務局長+課長の体
制にする案が出てくると、三井さんは自分の排除につながると
不安になり、副理事長に相談したが、「それはおかしいですね。
僕は館長の常勤化としか聞いてない。使い分けてますね」と言
われた。つまり、市は副理事長にさえ本当のことは言えなかっ
たということです。

その後、年明け後、1月24日に、非常勤館長を常勤館長に変
更する組織体制変更の議案が理事会に出ることがわかったの
で、27日に、常勤館長を務めたいという意見を出したと言うこ
とです。被告は、「三井さんが議案に賛成したので、退陣に同
意した」と決めつけたがっています。が、そうではなく、「常勤館
長に応募すれば、理事の良識で、合格できる」と考えていたそ
うです。議案については、組織体制強化案だけしかあげず、三
井さんの人事を含む職員人事変更案については、会議にかけ
られず、懇話会で話し合ったということです。強化案に賛成した
だけなのです。

選考試験については、「本郷部長が選考委員にいて驚いた」
といいます。「選考委員は極秘、言わないで」と言われていた
と言うことです。

そして、三井さんは不合格。その後、後任となった桂さんか
ら「えー?三井さんも面接受けたのですか?」と驚かれたとい
うことです。

三井さんは、最後に、「情報が来ない中、身分が危うくなること
に、恐怖感を覚えた。」と回想。「山本事務局長が裏切ったこと、
そして、全国公募してまで館長を選んでも、非常勤だから使い
捨てにされたこと、こんな理不尽をやめさせたい、バックラッシ
ュに負けたくない、」と訴えました。

迫力欠く被告側尋問

被告側の反対尋問は、割合、迫力は欠けていました。形式的な
質問が繰り返されました。

応募条件に、有期(2000年9月から2001年3月31日)だと書
いてあるではないか?という趣旨の質問。これは、しかし、常識
で考えてわざわざ公募した館長を半年そこらで解雇するはず
がないので、ナンセンスな質問です。

また、開所式にはたしかに三井さんの席はなかったが、その
後、市民参加で企画したイベントでのオープニングには派手に
出席できたではないか?という質問。これは、最終的には、「開
所式」は、あくまで、市が箱物を立てたことを祝ったもので、中
身を担う三井さんは関係ないからいいじゃないか、ということを
認める結果になります。市の異常な箱物偏向振りをはからず
も暴露しました。

また、三井さんは看板だったから、知名度が上がったらもう
用済みだという市の論理を補強するために、三井さんが有名だ
ったことを象徴する10何年も前の記事を引っ張り出しての質
問は笑えました。まったく、三井さんを貶めるために、わざと
持ち上げるというわけのわからない技を使おうとして、自分でも
がいているようでした。三井さんが「仕事の中身」でも熱心だっ
たことを否定するものでは毛頭ないからです。

予算も組合交渉もしていないではないか、だから管理機能を
果たしていない、などという質問もナンセンスです。三井さんは、
それ以上に、対外的に多くの仕事をこなしていたのです。あくま
で山本さんとは役割分担です。

そのほかにも、三井さんの出勤スケジュールが不規則だとか、
日曜日が多いとか、質問のための質問としか思えないものが繰
り返され、うんざりしました。

常勤は可能だったか?という質問もナンセンスです。もし、そ
れがわかっているなら、当然、常勤のために、環境を整備する
ことは、普通の社会人だったら当然できることです。

トップの意向がと本郷部長に言われたとき、どうして部長に文
句を言わなかったのか?という質問もおかしいと思いました。
三井さんも「了承はしておらず、聞き置くことを了承しただけ
であとは理事会で議論」と考えたと答えたのは当然です。そん
なに簡単に、YESともNOとも答えられる問題ではありません。
まして山本さんが「第一義的には三井さん」と言われればなお
さらです。

度重なる、似たような質問に対して、三井さんの答えは結局「
非常勤でも常勤でも、ここ、「すてっぷ」で働き続けたかった
」という趣旨で一貫していました。しまいに、被告代理人が「
採用されなかったら納得できなっただろう」と言う三井さんに
「採用選考に落ちたら問題にするつもりか」などと言い出し
たので、裁判長も、代理人を注意せざるを得なくなる始末でし
た。大体、三井さんが訴えたのは、選考に落ちたからというよ
りも、それが茶番で後任の桂さんさえもだました中で行われた
ふざけたものだったからではありませんか?

また、蔵書を北川議員が廃棄しろといったのを、一応市がはね
つけたので、市は蔵書ではバックラッシュに屈していない(だ
から三井さん問題でも屈していないといいたいのだろう)とい
う質問も笑えました。勝手に市の税金を注ぎ込んだ物品を役人
が廃棄したら、犯罪です。

最後に、最終尋問(原告側)では、先の記事でも報じた、会議
録の改ざんは、三井さんも了承していたと主張する被告側(山
本さん)陳述に対して、改ざん予定の原稿に「市と調整中」と
書かれていたことが明らかにされました。そんなことを三井さ
んが知るわけはありません。被告側のほうがお粗末だったと思
われます。

今回の尋問で、三井さんが一人で、バックラッシュと戦わざる
を得ない状態に追い込まれたこと。そして、ついに自分の身ま
で、情報もない中で危うくなっていく状況が克明にわかりました。
聞いていて、いたたまれなくなりました。

そして「トップの意向」とは何なのか?疑念はつきません。

さとうしゅういち
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by fightback2008 | 2006-10-31 09:42 | 裁判情報

三井本人尋問:その1

10月30日、午後1時10分、大阪地裁202号大法廷で
三井マリ子さん本人の尋問が開始された。
初めて三井さんの『陳述書』を読んだ時の記憶が蘇える。
私たちでさえ蘇えるのだから、三井さんの心中は…。

尋問がスタートした。
2000年の館長公募を何で知ったか? 
なぜ応募したか? 
応募者は何人くらいいたか。
どういう仕事をしていたか。
2003年11月のあたりになった時から、当時の状況が再現されるためか、
三井さんの声が詰まるシーンがあった。

この傍聴には120余人が傍聴券の抽選に並んだ。
入試の合格発表の様に,当選番号が貼り出してある。
原告側が青色,被告側に黄色の傍聴券が予め配布され,
抽選による当選者には,緑色の傍聴券が配られた。

傍聴券を持って202号の大法廷にはいった。
傍聴席がいつもの法廷より広く、天井も高く、壁の仕様も立派だった。
裁判官の席も一段と高く、原告・被告の席も広かった。
冒頭に今日は,テレビ局のビデオ撮影があった。
撮影が終わると、原告三井さんが証言席に立った。
そして「宣誓」の後、冒頭の尋問が始まった。

神永 れい子(クオータ制の実現をめざす会、ファイトバックの会@福山)
http://www1.odn.ne.jp/~cej84430/
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by fightback2008 | 2006-10-31 09:13 | 裁判情報

原告三井さんが証言台に立ちます。大阪地裁202号室。大法廷です。

まず三井さんの弁護団から尋問があります。そこで、これまで文書の
中からもっとも裁判長に聞いてもらいたいことを、三井さん自身の口か
ら証言します。

その後、被告の豊中市の弁護士と、すてっぷ財団の弁護士から、三井
さんに対して、尋問があります。

その後、一旦、裁判長は法廷を出て合議にはいります。そして、懸案の
市長、桂館長を証人に出すかどうかを決め、法廷でその結論が裁判長
から伝えられます。

うーっ、長い一日になりそうですね。三井さん、弁護士さん、頑張って!
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by fightback2008 | 2006-10-30 00:19 | 裁判情報
明日の「弁護士解説付き交流会」は、大阪市中央公会堂です。大阪地裁より徒歩5分。日本でも珍しいルネッサンス建築。赤レンガ造りとアーチ状の屋根が目を引きます。デジカメをお忘れなく。おーっと、大事なのは中身、中身。三井さんの代理人である最強の弁護団が、原告本人尋問のハイライトを解説します。

午後6時全員集合!

〒530-0046 大阪市北区中之島1 Tel TEL 06-6208-2002 06-6233-3580
  
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by fightback2008 | 2006-10-30 00:09 | 裁判情報
4月17日(月)が契機となって,10月30日(月)午後1時10分~
いよいよ大法廷が実現します。

個人的には傍聴席に座り,ズ~っと傍聴していたいから,
大法廷の人数丁度くらいがよいけれど,大法廷でさえ廊下に溢れる
ほどの人が傍聴に詰め掛けて,この裁判の意義を大きくアピールしましょう!

女性差別撤廃条約が批准されたことで,日本国内の法整備が進み女性の
地位改善は少しずつ進んできました。

しかし,正社員と非常勤,パートなどの同一労働同一賃金は未だ実現せず,
就業形態の流動性も限られています。不安定雇用,所得格差は拡大しています。

今回の裁判は三井マリ子さん個人の問題であると同時に,この国の女性の地位
改善を阻む存在と,その違法性を糺すものでもあります。
裁判によって事実を究明して,男女平等な社会形成を推進する力にしていきましょう。

初めてブログをご覧になった皆さま,これまでの経過を辿ってみてくださいませ。
お忙しいとは思いますが,30日の午後は是非,大阪地裁へ傍聴に来ていただけ
ますよう,宜しくお願いいたします。

2006.10.27.
神永 れい子
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by fightback2008 | 2006-10-27 23:39 | ファイトバックの会・大阪以外
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三井さんが頭に巻いているが黒のバンダナです。法廷には原告、被告、中立、物好き派などいろんな人がやってきます。三井さんの支援者は、バンダナをしてくださると助かります。そう、それに、経費を除いた少額は、ファイトバックの会への事務費補助となります。お買い求めは、http://fightback.fem.jp/bandanna.html

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  あざやかなライト・グリーンと、元気なオレンジもあります。法廷横にて

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法廷だけでなく、ぶどう畑でも、デートにも・・・使い道、いろいろ。



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バンダナのデザインはかとうちひろ君です。

ファイトバックの会
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by fightback2008 | 2006-10-27 16:04 | ファイトバックの会の活動
豊中市議会議員 坂本やすこさんのメッセージです

●10月30日の「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」ぜひ傍聴しましょう
原告である三井マリ子さんの本人尋問があります。

第13回口頭弁論 10月30日(月) 13:10~17:00

大阪地方裁判所 202号大法廷へ

三井マリ子さんが豊中市と財団を提訴した裁判は全国の男女平等に関心をもつ人たちが、注目しています。豊中市は、館長問題は職員体制の強化のもと組織変更の必要性がありやったことで、全て適切な対応で一切問題はないと私の議会での質問に答えていましたが、とても納得できるものではありません。

特定の勢力による「すてっぷ」への理不尽で執拗な攻撃、恫喝があったのは事実です。「すてっぷ」職員は怒りと同時に大変な恐怖を感じていました。三井さんは、館長としてバックラッシュと戦っていました。しかし、その館長を守ることをせず、一方的に雇い止めにしました。公正を欠いたのは市当局だと私は思います。

女性が生き方、働き方を考え、その人権を守るためにつくられた施設で雇い止めがあり、人権が侵害されたことは非常に残念です。立派な建物はできたけれど、立派な条例はできたけれど、人の心を踏みつけてしまった。組織を守ることに腐心するあまり、人権を守るという一番大事なことが、おろそかにされてしまったのではないでしょうか。

豊中市の、三井さんに対する不手際については、広く全国に恥をさらしています。30日の裁判では、その不手際について三井マリ子さん自らが、一層明らかにしてくれるでしょう。

【出典:メール版[ガラス張り通信]第98号 2006/10/25発行】

坂本やすこ市議のメルマガ
http://www.geocities.jp/yasukooffice/merumaga/merumaga98.htm

こちらもどうぞ:坂本やすこ市議のホームページ
http://www.geocities.jp/yasukooffice/yasuko.htm
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by fightback2008 | 2006-10-25 22:42 | マスコミ・ミニコミ報道
30日は原告三井さんの出番です。
ファイトバックの会のみんなで、この裁判の社会的重要性を訴えた結果、実った「大法廷」での裁判です。傍聴席を満員にして三井さんと原告弁護団を応援しよう。

チラシを印刷し、パソコンのない方にも見せていただけると助かります。
http://fightback.fem.jp/06_10_2_30jinmon.pdf

30日の集合時間、場所、弁護士解説付交流会はこちら・・・
http://fightback.fem.jp/10_30botyo.html

ファイトバックの会
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by fightback2008 | 2006-10-24 10:15 | 裁判情報
琉球新報と、読売新聞が報道しています。
日々、目を覆いたくなるほど悲惨な介護地獄ゆえの殺人報道。それを読むたびに、
「社会問題」「ジェンダー問題」がもっともっと強調されるべきだと思わざるをえません。
家族内の男女平等をドラスティックに進めなくては。
しかし、この安倍政権下では・・・世界最低の日本が上向くことはないでしょう。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-18124-storytopic-11.html

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20051027ik04.htm

ファイトバックの会Webチーム
(上記リンク先は切れている)
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by fightback2008 | 2006-10-24 09:45 | マスコミ・ミニコミ報道