館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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                                           岡田啓子撮影

  1月29日、土曜の午後、クレオ大阪中央に三井マリ子さんの裁判を支援する市民約80人が集まった。主催は「ファイトバックの会」(上田美江代表)。この裁判を支えるためにできた市民の会だ。
  三井さんは、2004年12月、豊中市と財団を相手に「不当雇止め、不当採用拒否による損害賠償請求」を提訴した。今回は、提訴後、初の報告会である。
  まずファイトバックの会の代表に就任した上田美江さんが口火を切った。上田さんは「スペースえんじょ」というDV被害者支援のシェルター主宰者。上田さんは、ファシズムに毒された一市会議員に行政が踊らされて、三井館長の首を切ったことの不当性に怒り、さらにその不当性を見抜けなかった理事たちに怒りの鉄槌を下した。理事や評議員には「3年という契約だった」「組織強化のための改革の一環だ」という市の勝手な言い分ををうのみにしてそれを公言している人もいることも報告された。
  そして原告の三井さん(写真最左)が提訴までの経緯と訴状には書けなかった心の背景を語った。全国公募で60人以上から選ばれ、誠心誠意がんばってきたのに、3年半後、「組織変更」という名の下に非常勤館長をなくし常勤職に変えられた結果、使い捨てにされた。その背景は、2つ。一つは、市議会を中心とした反男女平等の組織的動きである「バックラッシュ攻撃」に市が屈したこと。そして、非常勤職員の更新を雇止めにしたい市の意向があった、と。
  その後、寺沢勝子弁護士、大野町子弁護士、川西渥子弁護士から、法的争点、バックラッシュ勢力の実態、裁判の意義などがわかりやすく、しかも情熱をこめて語られた。
  寺沢弁護士は(写真右から2人目)、三井さんを排除するために後任を探し、決めていたが、形を整えなくてはならないため、選考委員会を設け面接をした市の謀略を指摘。「館長にもどせ」という地位確認裁判ではなく、「雇止めと採用拒否をした市・財団の行為が不法なのだ」ということが争点の訴訟であり、二度とこうした不正が起きないようにすることが、この裁判の目的だと話した。
  大野弁護士は(写真最右)、豊中のバックラッシュについて例をあげて紹介し、宇部市の反動的な条例をはじめ全国的に猛威をふるっているバックラッシュに、この裁判が有効な反撃になるだろうと語った。
  川西弁護士は(写真左から2人目)、これは、日本社会の行方を問う裁判であり、民主主義を問う裁判と高らかに宣言。そうしたきわめて重要な裁判であるが、まだマスコミの関心が薄く、今後マスコミにいかに関心を持ってもらえるかがとても大切であると、強調した。
  次に白藤栄子さん(住友電工元原告)。住友裁判の和解金でつくった働く女性の裁判基金の第1号が三井さんであると発表した。また、住友裁判では、国際組織を使ったり、マスコミとの連携プレーをして世論の後押しを作ったことが勝利につながった、と貴重な経験の伝授があった。
  東京から駆けつけた名取みさ子さん(日野市議、全国フェミニスト議員連盟世話人)はファイトバックの会副代表を引き受けてくれた。彼女も、自身の裁判経験から、支援の輪を広げバックラッシュの嵐に対抗することの重要性を語った。
  さらに、フロア発言に移った。富山や岸和田から駆けつけた方、大阪高教祖の教員、茨木市市民、大津市議、WWN、芦屋市民などから、珠玉のメッセージが間断なく次々に寄せられた。
  そして最後に、ファイトバックの会の和田明子さんから支援の呼びかけと第1回口頭弁論へのお誘いがあった。マスコミからは、毎日放送、朝日放送、中日新聞、神戸新聞、時事通信、連合通信,千里タイムズなどの記者が参加していた。
会場は、「支えあおう」という温かい気持と、「闘おう」という迫力でいっぱいだった。

                       (「ファイトバックの会」広報担当)
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by fightback2008 | 2005-01-30 12:17 | ファイトバックの会の活動
今日1月29日(土)の大阪はとても暖かい良いお天気でした。
報告集会は、約80名の参加で部屋をうめ尽くし、参加者の熱気で、暖房を途中で止めたくらい盛り上がりました。

マスコミは、毎日放送が取材、撮影もありました。新聞社は、神戸新聞・連合通信・中日新聞・時事通信、千里タイムス あと朝日放送の記者もみえていました。

私は、始終バタバタしていてメモを取れなかったのですが、寺沢勝子弁護士からの発言が印象的でした。
「これまで行政を相手の訴訟は、公務員法によりことごとく敗訴しているが、この裁判は民間財団が相手なので勝訴できると思う。楽しみです」

会場からは原告三井さんを勇気つける発言が、たくさん出ました。
記録を分担してまとめる予定ですが、参加された皆さん、感想など送って下さい。
取りあえず一報です。

小西百合子
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by fightback2008 | 2005-01-30 11:50 | ファイトバックの会の活動
今日1月29日の集会は,久々に,感動した集会で,まさに女たちのエンパワメントとなった.
代表の上田美江さん挨拶も元気が出たし、原告の三井マリ子さんの話しもとてもよかった.三井さんがどんな思いでここまでこぎ着けたかが、集まった人々によく伝わったと思う.一人の人間の勇気が,これほど多くの人々の勇気に伝染していくなんて,今日は,学ぶ事が多かった.私も,やはり,自分の身に起きた不正な件,黙ってはおれないなあとつくづく思う一日だった.
三井さん,あなたの勇気に本当にどれだけのたくさんの女達が勇気づけられてるか、泣き寝入りしなかった三井さんにほんとに感謝する.
まだ始まったばかりだが,今日の集会で,もう勝ったような大きな希望を感じた.この女たちのつながりを若い人たちにも広げていきたいと思う.そして,今の日本の体制を根底からくつがえしていくような力にしていきたいな.

MASA
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by fightback2008 | 2005-01-30 11:46 | ファイトバックの会の活動
         こ れ は 謄 本 で あ る。

平成17年1月12日

  大阪地方裁判所第5民事部

   裁判所書記官  新 谷 喜美子

平成16年(モ)第9794号閲覧等制限申立事件
(本案・平成16年(ワ)第14236号損害賠償請求事件)

            決     定

 申 立 人   (原 告)    三   井   マ リ 子
 同 申 立 代 理 人 弁 護 士   寺   沢   勝   子
 同                 川   西   渥   子
 同                 大   野   町   子
 同                 石   田   法   子
 同                 宮   地   光   子
 同                 島   尾   恵   理
 同                 乗   井   弥   生


          主     文

1 本件申立てを却下する。
2 申立費用は申立人の負担とする。

   
             理     由

第1  申立て
 
平成16年(ワ)第14236号損害賠償請求事件の訴訟記録中、原告の住所が記載されている部分について、閲覧若しくは謄写又はその正本、謄本若しくは抄本の交付又はその複製の請求をすることができる者を当事者に限る。

第2 当裁判所の判断
  
1 申立人は、本件の本案事件において、財団法人とよなか男女共同参画推進財団が、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷの非常勤館長であった申立人を常勤館長として採用することを拒否したことは、豊中市との共同不法行為にあたるとして、同財団及び同市を被告として、不法行為に基づく損害賠償(慰謝料及び弁護士費用)の支払を求めている。

2 申立人は、本件申立てにおいて、本案事件の訴訟記録中の原告の住所が記載されている部分(以下「本件部分」という。)を第三者が閲覧等をすることにより、女性の地位向上に反対する人々が原告の住所を知り、原告の自宅に押しかけて嫌がらせをするおそれがあるから、本件部分は、原告の私生活についての重大な秘密に当たり、かつ、第三者が秘密記載部分の閲覧等を行うことにより、原告が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがある旨主張している。

3 民事訴訟法92条1項1号は、憲法82条の裁判公開の原則を受けて民事訴訟法91条1項が訴訟記録公開の原則を規定していることにかんがみ、その例外として、訴訟記録の当該部分に、当事者の私生活についての「重大な秘密」が記載又は記録されており、かつ、第三者が前記秘密が記載又は記録された部分の閲覧等を行うことにより、その当事者が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがある場合に限って、裁判所が当該部分の閲覧等を制限できるものとしている。したがって、これにより保護されるべき秘密は、その趣旨に照らし、厳格に解すべきである。

4 当事者の住所は、当事者のプライバシーに該当する情報ではあるが、それが直ちに一般的に前記の「重大な秘密」に該当するとはいい難いし、仮にそれが「重大な秘密」に該当する場合があり得るとしても、本件においては、第三者が本件部分の閲覧等を行うことにより、申立人が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがあると認めるべき客観的事情の疎明もないというべきである。

なお、申立人作成の陳述書には、申立人が館長職から排除された後も豊中市役所に申立人の所在を尋ねる電話がかかってきたとの記載があるが、仮にそれが事実であるとしても、それをもって直ちに、本件部分の閲覧等を制限しなければ、申立人が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがあるとはいえない。

5 よって、本件申立ては、理由がないから却下することとする。


平成17年1月12日

   大阪地方裁判所第 5 民事部

    裁 判 長 裁 判 官   小  佐  田       潔
          裁 判 官     中  垣  内   健   治
          裁 判 官     朝     倉   亮   子

 


 
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by fightback2008 | 2005-01-28 14:26 | 裁判情報

21世紀の奴隷解放運動

WWNニュース38号に「館長雇止め・バックラッシュ裁判を提訴して」と題して原告が書いています。原告の三井さんは、いつ首を切られるかわからない非常勤職は「21世紀の奴隷」のようだとし、この裁判は「21世紀の奴隷解放運動」だと語っています。2005.1.25 発行「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク ニュースレター」です。全文はファイトバックの会ホームページにアップされています。

http://fightback.fem.jp/genkokukara1.html
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by fightback2008 | 2005-01-27 22:35 | マスコミ・ミニコミ報道
「すてっぷ」へ、べリット・オース教授の講演を聴きに行ったとき、その居心地の良さに 「神戸にもこんなのがあったらいいのに、豊中って素敵な街なんだなぁ」と思っていた のに、一皮剥げばこんなにもろいものだったんですね。悔しさと怒り、さぞかしでしょう。1月29日の報告会と、2月2日の第一回口頭弁論の日は仕事で、休めない日です。ごめんなさい。これからの裁判の日程がもし合えば(月・金が休み)傍聴にいかせていただきます。訴状を読んで、もひとつ、ビックラコケタことは館長ともあろう人がそもそも非常勤だったことです。しかも、給料の安さ!「女を馬鹿にすんな!」って訴状を読めば読むほど怒りがわいてきます。私も応援しますのでがんばってください。がんばれー!!

ながきのりこ(神戸市西区)
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by fightback2008 | 2005-01-27 10:35 | 応援メッセージ
訴状、本文をあけたのですが、やはりかなり長くて、途中で、目次を見て、全体像をつかみました。今のバックラッシュの中での今回の裁判という位置づけがはっきりしています。わかりやすいです。そして、「1年契約だが更新できる」という働き方は、東京ウィメンズプラザに勤務していたときの非常勤問題でもありました。就業規則に特段の定めがなかったので、非常勤職員の方から辞めますとの意思表示がない限り、期限のさだめのない雇用でした。ところが、すてっぷと同様に、この2年前から、「更新しない場合もある」との一文が入り、改悪されてしまいました。まさに全国バックラッシュ・オンパレードです。応援しています。がんばれ、三井さん!

陣内泰子(東京都八王子市議)
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by fightback2008 | 2005-01-27 03:44 | 応援メッセージ
三井マリ子さん、館長雇止め・バックラッシュ裁判提訴
(田原素子)

 12月17日、大阪府豊中市の男女共同参画推進センター・すてっぷの初代館長だった三井マリ子さんが館長継続を不当に拒否されたことで豊中市を提訴した。支援する田原素子さんが報告する。

 三井マリ子さんは全国公募で、2000年秋、1年を任期とする非常勤のセンター初代館長に就任。その後、契約は3回更新されてきました。しかし04年2月館長職が常勤職に変わり、新たに採用試験を実施。三井さんは不合格とされました。

 実は、豊中市が男女平等に反対する市議や関係団体の誹謗中傷などバックラッシュ攻撃に屈して、試験の2ヶ月前に極秘に新しい館長を決めていたのです。

 提訴の後、三井さんは自分の気持ちをこう話しました。
 「男女平等を根づかせるために館長として努力してきました。管理職でしたが非常勤であった私を組織強化の美名の下に排除したのです。
 住友裁判の女性たちとの出会いがあり、彼女たちが10年もの間、闘ってこられたんだ!と思ったとき、女性差別撤廃のため法廷で闘うと決めました。全国の非常勤の女性へ繋がる女性差別撤廃に向けた闘いだと考えています。長い間男女平等のために運動してきた私の人生最大の仕事になると思います」。

 この三井さんの思いを無駄にしてはならないと強く感じました。そこで、私たちは三井さんを応援する会を立ち上げました。また、関西を中心とする女性弁護士7人が弁護団を組織し支えています。

 豊中市は非常勤館長廃止と常勤館長採用拒否をセットにする姑息(こそく)な手口で、三井さんを「解雇」したのです。
 女性の地位向上政策を遂行するべき豊中市が、バックラッシュ勢力に屈し、非正規職の女性の首を切ったのです。これは女性差別、そして1500万人いる非常勤職員差別と闘う裁判です。バックラッシュに反撃するための裁判です。ご支援ください。

☆支援集会「館長雇止 め・バックラッシュ裁判を支援しよう!」
 1月29日(土)14時 クレオ大阪中央(地・四天王寺夕陽ヶ丘) 
連絡 ファイトバックの会(代表 上田美江)連絡 大野協同法律事務所
06(6365)5551  
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by fightback2008 | 2005-01-26 01:27 | マスコミ・ミニコミ報道
三井マリ子さんの、バックラッシュ裁判を支援しよう
この裁判をきっかけに、女性政策のあり方をしっかり考えよう・・・・(正路怜子)

みなさん、すでにご存知のように、2004年12月17日、豊中市の女性センター「すてっぷ」の初代館長だった三井マリ子さんが、豊中市(市長・一色貞輝)と財団法人とよなか男女共同参画推進財団(理事長・高橋叡子)相手に、1200万円(慰謝料と弁護士費用)の損害賠償請求裁判を提訴した。

彼女は、2000年9月1日にすてっぷ館長として雇用され、北欧の人を呼んだり、ジェンダー問題講座を開いたり、フェミニスト英語塾をやったりと、華々しい成果をあげてきた。それにびっくりしたバックラッシュ勢力が、豊中市の女性行政にイチャモンをつけ、豊中市や女性センターや彼女自身への嫌がらせを執拗に繰り返した。また、「ジェンダーフリー反対」「専業主婦がどうしてダメなのか」「お父さんは仕事より育児を大切にしないといけないらしい」「『すてっぷ』のトイレはなぜ男女の区別をわかりにくくしているの」といったビラを市民向けにまいた。

2002年7月の議会では、北川悟司議員が宇部市の条例を引き合いにだし、東京女子大学の林道義教授の論文から「ジェンダーフリー運動は、その勢力が周到に遂行している革命戦略の一貫であり、男女平等やジェンダーフリーという言葉を隠れ蓑として利用しているにすぎないこと、男女共同参画社会基本法を盾に、学校教育を握って子どもの洗脳をもくろみ、家族を破壊し、日本を腐食させる隠された革命戦略である、これを暴き警告を発したい」といった内容を紹介した。(訴状より)
日本会議のホームページに載っている典型的なバックラッシュ攻撃である。

これにたまりかねた豊中市と財団は、三井マリ子さんをスケープゴートにして、この嵐を避けようとしたのである。今まで非常勤だった館長を常勤化するという名目で、彼女に試験を受けさせて不合格とし、3月31日で労働契約期間満了による雇い止め、つまり、彼女は首になったのである。

有名な彼女のことだから、いくらでも大学での講師の口はある。しかし、彼女はあまりにも理不尽なこの茶番劇を許せなかった。ここでバックラッシュ勢力に譲歩したら、次々に難題を持ち出すに決まっている。男女平等政策は、まだまだ緒に就いたばかりである。

裁判は、バックラッシュに屈した豊中市と財団が相手ではあるが、本当の敵はバックラッシュ派の人々である。彼女の裁判をきっかけに、改めて男女平等とは何か、女性政策とは何をすることなのか、女性センターで働く人たちが将来展望のもてない仕事内容や労働条件でいいのか、みんなでしっかり議論したい。(裁判の経過はホームページ参照 )

2005年は「北京+10」である。2月28日から3月11日まで開かれる国連女性の地位委員会では、北京行動綱領の到達点と課題が議論される。実は国際的にもバックラッシュの波がきついというので、WWNからも、急遽6人のメンバーが参加する。
こんな時に、三井さんがバックラッシュに負けたくないと立ち上がったのだ。みんなで意志統一をして、平和と男女平等を守るために頑張ろう。何せ、バックラッシュ派の人たちは、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーと見事に重なっているのだから。下記の報告会にぜひお越しください。なお、彼女は、住友電工裁判の解決金でつくった「働く女性の平等への挑戦基金」の第一号活用者。

2005年1月29日(土)14時から17時
クレオ中央 多目的室
(電話06-6770-7200 地下鉄谷町線「夕陽丘」下車①出口 北東へ3分)
報告者 三井マリ子、寺沢勝子弁護士、大野町子弁護士、川西渥子弁護士
主催 ファイトバックの会
(代表 上田美江  連絡先 06-6365-5551大野協同法律事務所気付)
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by fightback2008 | 2005-01-26 01:22 | マスコミ・ミニコミ報道
三井マリ子さん、「バックラッシュに屈した」豊中市相手に裁判-----------住友電工男女差別裁判の解決金をもとに発足した「働く女性の平等への挑戦・裁判基金」の第1号活用者

日本の各地に吹き荒れているバックラッシュに対抗するために、また女性が圧倒的に多い非常勤の権利拡大のため、三井マリ子さんが、2004年12月17日、裁判に立ち上がった。

三井マリ子さんは豊中市の女性センター(正式には「とよなか男女共同推進センターすてっぷ」)の非常勤館長だった。しかし、2004年2月、組織強化の名の下に非常勤から常勤に変わった。その常勤館長に応募した三井さんは、不公平な採用試験の結果、不合格とされた。実は、試験の2ヶ月前、次期館長は極秘に決まっていたのである。結果として、三井さんは雇い止め、つまり、解雇された。

全国公募による初代館長として三井さんは、2000年秋のオープン以来、先進的な企画を次々と実践し、日本中から注目される成果をあげてきた。これに驚いた一部右翼的な議員を中心としたバックラッシュ勢力は、彼女を任命した豊中市の責任を問い、三井さんや女性センターへの嫌がらせを繰り返した。この攻撃に豊中市と財団は、バックラッシュ勢力に対峙するどころか、逆に彼女をスケープゴートにして、バックラッシュの嵐を避けようとしたのである。

男女共同参画は21世紀の最重要課題だ。国の方針として日本の隅々まで、男女平等を推進するために各地で平等推進条例作りが進められている。豊中市は、過去の男女役割分担に固執している、ものわかりの悪い議員や住民を、先頭に立って啓発すべき責務を持つ。ところが、なんとか事態を切り抜けたいと、妥協に妥協を重ねて、男女平等推進の中心に立ってがんばってきた三井さんを排斥する側に回ったのである。三井さんは館長であったが、非常勤だったので首を切りやすかったのだ。

戦後60年、男女平等と戦争放棄の憲法を持ったこの国に、いまだに根強く残る草の根保守主義と対峙し、本当の民主主義を確立するために、みなさん、ともに頑張ろうではありませんか。行政の役割を問い、有期雇用という不公平な女性の働き方を問うこの裁判を、みんなで応援しましょう。(正路怜子/WWN会長)

2005年1月29日(土)2時から、クレオ中央で第1回報告会が開かれます。
連絡先=大野協同法律事務所気付「館長雇い止め・バックラッシュ裁判を応援する会」(略称・ファイトバックの会・代表=上田美江) 
電話06-6365-5215  FAX06-6365-5550   Email: fightback@hh.fem.jp
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by fightback2008 | 2005-01-26 01:15 | マスコミ・ミニコミ報道