京ガス裁判、12月8日、勝利和解へ
2005年 12月 10日
京ガスというのは京都にある会社です。大阪ガスからの依頼でガスの配管工事などをするガス会社です。
原告の屋嘉比(やかび)ふみ子さんは1981年に京ガスに入社し、賃金の女性差別を解消するため1998年に京都地裁に提訴。以来、「京ガス裁判」は、働く女性の行方を占う重要な訴訟として注目されてきました。
屋嘉比さんは、管理職か監督職が行っている業務を長年ひとりで担い、業績を上げてきました。にもかかわらず、賃金は同期同年齢の男性と大きな格差のありました。性の違いによって賃金が決められていたからです。京ガスは「男性は全員総合職、女性は全員一般職で処遇しており差別ではない」と公言してきました。
一審では、2001年9月20日に原告勝利判決が出されました。被告は、慰謝料と弁護士費用を含めて総額670万円の支払わなければならないことに。その後、4年間、大阪高裁で控訴審を争い、05年11月16日に結審しました。そして、05年12月8日、高裁において実質的な勝利和解でピリオドが打たれました。
屋嘉比さん、長い間、ほんとうにご苦労さまでした。
参考リンク
http://barairo.net/news/kyo-gas/index.html
http://homepage2.nifty.com/jinken/schedule/youshi_30.htm
ファイトバックの会
原告の屋嘉比(やかび)ふみ子さんは1981年に京ガスに入社し、賃金の女性差別を解消するため1998年に京都地裁に提訴。以来、「京ガス裁判」は、働く女性の行方を占う重要な訴訟として注目されてきました。
屋嘉比さんは、管理職か監督職が行っている業務を長年ひとりで担い、業績を上げてきました。にもかかわらず、賃金は同期同年齢の男性と大きな格差のありました。性の違いによって賃金が決められていたからです。京ガスは「男性は全員総合職、女性は全員一般職で処遇しており差別ではない」と公言してきました。
一審では、2001年9月20日に原告勝利判決が出されました。被告は、慰謝料と弁護士費用を含めて総額670万円の支払わなければならないことに。その後、4年間、大阪高裁で控訴審を争い、05年11月16日に結審しました。そして、05年12月8日、高裁において実質的な勝利和解でピリオドが打たれました。
屋嘉比さん、長い間、ほんとうにご苦労さまでした。
参考リンク
http://barairo.net/news/kyo-gas/index.html
http://homepage2.nifty.com/jinken/schedule/youshi_30.htm
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by fightback2008
| 2005-12-10 01:35
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