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館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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6月6日の歴史的舞台になんとしても駆けつけよう!

館長雇い止め・バックラッシュ裁判。原告は三井マリ子さん。この裁判の結審が大阪地裁にて、6月6日午後1時15分から行われます。そして、数カ月後、秋頃に判決が出ます。

この判決を、原告・三井マリ子側の完全勝利とするために! 結審には100人の傍聴者が必要です。裁判長が『判決文』を書くにあたり、これは非常に重要なことです。結審の日(わずか15分ぐらいで終わってしまう)に、溢れる熱心な傍聴者が大阪地裁に来て、裁判長に、『変な判決文は、出せない。傍聴者が騒動を起こすかも知れない。』と、考えていただけるかもしれないからです。

裁判は、最後の最後までどうなるかわからないのです。残念ながら正義が勝つとは決まっていません。日本では、司法・立法・行政の三権分立が法制度上は謳われています。しかし、現実には、時の政治権力が裁判判決内容に大きく関与してきます。

海の向こうヨーロッパ連合(EU)が、21世紀に向けて高く掲げた目標は「ソーシャル・インクルージョン(社会的包括)」です。意味は、多様な人々を包む社会、人々が出身や性や生き方にかかわりなく、ともに生きられる社会をつくろうということです。

日本では男女共同参画社会基本法が1999年に満場一致で制定された。これは、EUの意図する「ソーシャル・インクルージョン(社会的包括)」と同じ方向に日本社会を持っていこうというものです。男女共同参画事業は、そのための欠かすことのできない重要な柱です。

時は、2003年、男女共同参画事業を推進する地方自治体・大阪府豊中市で、時代に逆行する大事件は起こりました。全国公募によって60人以上から館長に選ばれた三井マリ子さんが、理不尽にも解雇されたのです。

三井さんは豊中市女性センター館長として、男女共同参画推進に一生懸命働きました。しかし、その女性センター「すてっぷ」は、バックラッシュ攻撃にさらされ続けました。バックラッシュ勢力の中心にいたのは市議会与党の北川悟司。その執拗な嫌がらせをかわそうとした豊中市は、三井マリ子館長を排除しようと考えた。でも館長だから簡単に首にしますとはいかない。そこであの手この手で画策しまくった。とっくに後任館長を決めておきながら形だけの面接試験までして、三井さんを不合格にしたのです。

しかし、三井さんは泣き寝入りしませんでした。1年後、豊中市を相手に裁判を起こしたのです。そして結審は6月6日。これで最後です。皆様、どうぞ、大阪地裁に足を運んで下さい。支援者のみなさま、やりくりをつけて参加して下さい。私は、もちろん歴史的な舞台に、夜行バスで参加します。

北村 三津子(東京都板橋区、特別養護老人ホーム主任寮母)
by fightback2008 | 2007-05-17 03:19 | 裁判情報