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by fightback2008
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高知県女性県議倍増!

高知県は、女性県議が倍増した! でも、「おお、すごい!」などと言わないでいただきたい。なんのことはない、たった一人がたった二人になっただけだ。

当選したのは共産党の現職(50歳)と新人(51歳)。どちらも高知市選挙区(定員15、立候補21、女性候補2)から。新人の当選者中根佐知さんは、引退する男性議員の地盤を引きつぎ、7615票で5位だった。彼女は6年前の参議院選、4年前の高知市長選に立候補(させられ?)落選の苦い経験をなめさせられてきた人。県議選で日の目を見た。

現職の塚地佐智さんは5,983票の9位だが5回目の当選、女性県議としては歴代最多当選を果たした。ふたりともジェンダーの視点をしっかり持っているのがありがたい。中根さんとはこれまでも女性センターでの活動や平和運動などで協働してきたが、さらに一層、女性の意見を政策に反映させてくれることを期待したい。ただ、女性議員を増やす、という点で協力し合えないのが残念である。党の意向が優先するのが政党人としては如何ともしがたいことなのだろうか?

今回の県議選、16選挙区、定員39(前回より2減)に61人が立候補したが、女性は4名のみ、それでも「過去最多」はあまりに寂しい。女性候補が少ないこと、当選者がたった2名であることにも増して不甲斐なく歯がゆいのは、4選挙区で8人もの無投票当選者を出したことである。とはいえ、全体で39名の当選者中、無所属が16名で第一勢力に、自民が現有議席を3減らしたことが、私にとってはせめてもの慰めである。

木村 昭子((’07女性と政治キャンペーン、ファイトバックの会@高知)
by fightback2008 | 2007-04-12 07:27 | 政治・選挙とジェンダー平等