毎日新聞のボツ記事「少子化と三井裁判について」
2006年 07月 21日
「少子化対策について思うこと」
先日「新しい少子化対策」がだされたが、このような小手先の対策で果たして少子化が解消されるのか疑問である。
女性は働いていても「家事、育児は女性の仕事」であり、「仕事、育児、家事」の3重圧で日々ゆとりなく生活している。しかし一方、男性の家事、育児責任は不問。社会からの家事、育児支援も皆無である。この状況下では、女性は一人産むので精一杯。それ以上は産みたくても、産めないのである。本気で少子化にストップをかけたいと思うのであれば、社会のあらゆる分野において性別役割分担をなくし「男女平等」を推進していくしかないと思う。
しかし現実はどうか。たとえば「男女平等」を推進してきた豊中市の「すてっぷ」元館長の三井マリ子さんが、「女性は家に帰れ!父性の復権」という考えをもつ人たちの圧力で豊中市に雇止めされ、裁判をおこしたという。男女平等を推進することすらままならないこんな世の中では、女性が安心して子どもを産むことは、まだまだできないだろうとため息がでる。
藤森 浩美
先日「新しい少子化対策」がだされたが、このような小手先の対策で果たして少子化が解消されるのか疑問である。
女性は働いていても「家事、育児は女性の仕事」であり、「仕事、育児、家事」の3重圧で日々ゆとりなく生活している。しかし一方、男性の家事、育児責任は不問。社会からの家事、育児支援も皆無である。この状況下では、女性は一人産むので精一杯。それ以上は産みたくても、産めないのである。本気で少子化にストップをかけたいと思うのであれば、社会のあらゆる分野において性別役割分担をなくし「男女平等」を推進していくしかないと思う。
しかし現実はどうか。たとえば「男女平等」を推進してきた豊中市の「すてっぷ」元館長の三井マリ子さんが、「女性は家に帰れ!父性の復権」という考えをもつ人たちの圧力で豊中市に雇止めされ、裁判をおこしたという。男女平等を推進することすらままならないこんな世の中では、女性が安心して子どもを産むことは、まだまだできないだろうとため息がでる。
藤森 浩美
by fightback2008
| 2006-07-21 10:03
| マスコミ・ミニコミ報道