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館長雇止め・バックラッシュ裁判の情報をお伝えします


by fightback2008
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東京報告会 9:日本の司法制度の内実を再認識

19日の東京報告会は次の2点で実りあるものでした。

まずは裁判制度についての内情を紀藤弁護士から直接聞こと。私が支援している中国関係の戦後処理の裁判はことごとく一審で敗訴になっているので、司法独立に疑問を抱いていた昨今でした。たまに地裁で画期的な判決(=体制に反するもの)が出されるとその裁判官は地方に飛ばされてしまうという話もあるので・・なおさら幻滅していました。

バックラッシュ類の判例を変えるには、女性の裁判官の数が多くなることが必須です。2009年から始まる国民参加の裁判員制度がこれまでの判例の流れを変えるのかと期待するところです。身近でできることは、せいぜい若い女性たちが司法試験にチャレンジするよう勇気づけることかしら!

東京報告会 9:日本の司法制度の内実を再認識_b0159322_21103791.jpg二つ目は北村三津子氏の3分間スピーチに笑いとペーソスを感じたことです。裁判のために生活や体力や資金のほとんどを費やさなければならないという日本の裁判状況・・とりもなおさず三井氏自身がそれを身をもって実践しているというペーソス!

その意味では日本の司法改革はまだまだですね。コスタリカの青年がたった一人で、米国のイラク参戦を支持したことが憲法違反であると訴えて勝訴した簡便さとつい比較してしまいました。

実行委員の方々の尽力に感謝申し上げます。

白崎 順子(専門学校講師)

【写真は自作の「カンパ瓶」/を手に寄付を募る北村さん。写真撮影:高橋三栄子】
by fightback2008 | 2008-01-24 01:08 | 応援メッセージ